秋田市の陸上自衛隊秋田駐屯地に勤務する30代の2等陸曹が、小銃などの訓練装備を車でひいて壊したとして、減給の懲戒処分となりました。
16日付で減給30分の1、1カ月の処分を受けたのは、陸上自衛隊秋田駐屯地第9後方支援連隊に所属する30代の2等陸曹です。
2等陸曹は2022年5月30日、演習場で自衛隊車両を運転していたところ、周囲の確認を怠って訓練で使用する装備を車両でひき、破損させました。
装備は小銃や防護マスク、水筒など6種類約20点で、演習場の地面にまとめて置いていました。
同じ日にほかの隊員が破損した装備を見つけ、上司に報告したことで発覚したということです。
陸上自衛隊秋田駐屯地第9後方支援連隊の齋藤悠一連隊長は「自衛隊としてあってはならないことであり、全隊員に対して再指導・再教育を徹底して信頼回復に務めたい」とコメントしています。