県内は大気の状態が非常に不安定になっている影響で、各地で風が強まり、台風並みの強風が吹いた所もありました。
強風によるとみられる倒木が線路や道路をふさぎ、交通に影響が出ました。

西寄りの風を受けて翼を揺られながら着陸する飛行機。
熊本城でも木の枝が大きく揺れています。

九州を通過した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、16日の県内は大気の状態が非常に不安定になりました。

各地の最大瞬間風速は南阿蘇村で23.6メートル、阿蘇市乙姫で22.2メートル
などとなっています。
この風や雨の影響で各地で倒木が発生しました。

JR九州によりますと、午前10時前、 JR豊肥線の滝水・豊後荻間で、長さ約10メートルにわたって木が倒れているのを巡回中の職員が見つけました。

豊肥線は、宮地と大分の豊後竹田の間で4時間にわたり運行を見合わせ。

特急5本に運休や遅れが生じ、約300人に影響が出ました。

【堂前 泉紀 記者リポート】
「高さ10メートルほどの木の一部が折れています。一時、車線をふさいでいたということです」

一方、きょう午後1時50分ごろ、上益城郡嘉島町の町道で木が倒れているのを巡回中の警察官が見つけました。

目撃者などによりますと、木は町道をふさぐように倒れていて、約30分で撤去されたということです。
いずれの倒木も、けが人はいませんでした。

県内で大雨の恐れはなくなりましたが、今夜遅くまでは落雷や竜巻などの激しい突風などに注意してください。

テレビ熊本
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