すべての子どもが安心して過ごせる「居場所づくり」などに取り組むとする2025年「こども白書」が閣議決定されました。
政府は、子どもをめぐる現状や具体的な取り組みなどをまとめた「こども白書」を閣議決定しました。
白書では、子どもの自殺やいじめ、虐待の相談対応件数などが増加していることを受け、すべての子どもや若者が安心できる「居場所づくり」を目指すとしています。
また、こども家庭庁などが、子どもや若者、子育て当事者を対象に行った意識調査の結果も示され、2023年度の調査では、「結婚、妊娠、子育てに温かい社会の実現に向かっている」と思う人の割合は3割弱(27.8%)、「自国の将来は明るい」と思う子どもと若者の割合は約2割(23.1%)にとどまりました。
また家庭内で、男女ともに仕事や家事、子育てに参画する「『共働き・共育て』が社会において推進されている」と思う人の割合は34.5%でした。