手取川の扇状地で育った大麦の品質検査が13日から能美市内で始まりました。

石川県内有数の大麦の産地として知られる能美市と川北町では先月下旬から大麦の刈り取りが始まっています。

13日はJA能美の倉庫で乾燥などが終わった16トンが検査され検査員が大麦の水分量や形、重さなどを専用の器具で確認していました。今年は、これまで大麦を育てていた水田を、能登の稲作の減少分にあてたことで去年より80ヘクタールほど作付けが減ったと言うことです。ただ収穫量が増えたことから例年とほぼ同じ1300トンほどになる見込みです。13日の検査では、粒が大きく、光沢もあることから最もいい「1等」がつけられました。

JA能美販売施設課 山田崇課長:
「生産者の努力が実って良かったと思います。押し麦の評判がいいのでコメと一緒に食べていただきたいと思います。」

13日、検査した大麦は麦茶などに加工され、9月にも店頭に並ぶと言う事です。

石川テレビ
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