東京・調布市で、黒い車が追い越し禁止のセンターラインを越えて強引に追い越す瞬間をカメラが捉えた。対向車を気に留める様子もない運転に、撮影者は驚きを隠せなかった。神奈川・横浜市でも、バイクが渋滞を避けるため、追い越し禁止ラインが引かれた道路で車線変更を繰り返す様子が撮影された。これらの運転は3カ月以下拘禁刑または5万円以下罰金の可能性があると専門家は指摘する。
「初めての経験」強引な追い越しに驚き
東京・調布市で5月11日午後1時頃、カメラが捉えたのは、突然右から現れた黒い車。

対向車がいてもお構いなしの強引な追い越しだ。
撮影者は「ここまで無理な追い越しをされるのは初めての経験だったので、すごくビックリしました」と振り返る。
この直前、撮影者は対向車がセンターラインをはみ出した状態から曲がる様子を見て、安全のためスピードダウン。
撮影者は「切り返しが発生しそうだなと思って減速した状態」と振り返る。

すると、後ろの黒い車が、何故減速したのかと言わんばかりに追い越してきた。しかし、道路のセンターラインは黄色。はみ出しての追い越しは違反だ。
交通ルールに詳しい弁護士によると、3カ月以下の拘禁刑、または5万円以下の罰金が科される可能性があるという。
3カ月以下の拘禁刑や罰金の可能性も
神奈川・横浜市でも5月22日午後5時過ぎ、センターラインが黄色にも関わらず、車線変更するバイクがカメラに捉えられた。

撮影者は「イエローカットだよ!」と声を上げた。センターライン横の白い線は、ドットラインという減速などを促す線で、この場所は車線変更禁止だ。
違反バイクは、元いた車線が渋滞気味なのを横目に進み続け、移動した車線も詰まると、また元の車線へ黄色のセンターラインを越えて移動。撮影者は当時の状況について「イエローラインを跨ぐ形ですり抜けて行っちゃって危ない」と話す。
これらの行為は3カ月以下の拘禁刑、または5万円以下の罰金が科される可能性があるという。
(「イット!」6月12日放送より)