5月に三重県で行われた国内最大級の小学生スケートボード大会で、大会初の2種目を制覇を成し遂げた宮崎県宮崎市の小学6年生を取材しました。

巧みにスケートボードを操る少年、
宮崎市・木花小学校6年のコールター カノア選手、12歳です。

(カノア選手)
「平日は2.3時間程度、週末は6時間以上やっています。
 楽しいからずっとやりたい」

カノア選手は、5月に三重県で開かれたスケートボードの全国大会
「FLAKE CUP」で、「パーク」と「ストリート」の
2つの部門で優勝しました。ダブル優勝は大会初の快挙です。

「パーク」は、地面を大きくくりぬいたような曲線的な形状のコースで、
空に飛び出す「エア・トリック」などが見どころ。

ストリートは、階段や手すり、坂など「街」の風景を再現したコースで、
主に直線的な構造物を使って技を競います。

(カノア選手)
Q優勝したときの気持ちは?
「パークのほうは優勝できると思っていたから技が決まって、優勝できてホッとしました。ストリートはそこまで自信がなくて、優勝できたことを知ったときはびっくりしました」

「FLAKE CUP」は、小学生ナンバーワンを決める国内最大級の大会で、
堀米優斗選手など世界のトップスケーターも小学生時代に出場している大会です。

カノア選手は、この大会で去年4位、今年は初優勝を狙って
独学で練習に打ち込みました。

(母・コールターカスミさん)
「ラストイヤーでパークはもちろん、ストリートも気持ちが入っていて、
自分のヒートになったときから気迫を感じました。
ここで、大会でもとりいれたカノア選手の得意技、「ステールフィッシュ」を
披露してもらいました。

(「ステールフィッシュ」)

(Tresur IsLE・渋谷玄仁さん)
「(カノアくんは)力が入っていなくて、脱力が格好いい。
無重力を使いこなしていると思います。自分で考えながら練習し技を完成させる姿は
大人顔負けのストイックさ」

(父・コールター スコットさん)
「今やっていることをどんどん続けていってほしい。それで私たちはそれを後ろから100%応援するだけなので、突き進んでほしい」

カノア選手の夢は、プロのスケーターになり、世界で活躍すること。

(カノア選手)
「エアーは誰よりも飛ぶ、グラインドは誰よりも長くしようとか常に思っています。
スタイルを生かしてテクニカルより、大きくて迫力のある技をどんどんかましていきたいです」

テレビ宮崎
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