長井市のテーマパークで初夏を代表するシャクヤクが見ごろを迎え、咲き誇る色とりどりの花が訪れた人の目を楽しませている。
長井市寺泉の「ながいピオニーの森」は、キャンプ場やトレーラーハウス・日帰り温泉などを備えた複合施設で、2年前にオープンした。
「ピオニー」は英語でシャクヤクを意味し、高台に整備された1.5ヘクタールの敷地には、全国有数の規模で知られた南陽市の諏訪神社から引き継いだ株を中心に約140種・5千株のシャクヤクが植えられている。
5月に気温が上がらず生育がやや遅れたものの、6月に入って一気に開花が進み、色とりどりの花が競うように咲き誇っている。
訪れた人たちは、香りを楽しんだり写真を撮ったりと、思い思いのひと時を過ごしていた。
(米沢市から)
「においもすごく良いし、花はいいねぇ」
(白鷹町から)
「『きれいだ』の一言。風が吹いてくるのも気持ちいいし、癒される」
ながいピオニーの森では6月15日まで「しゃくやくまつり」が開かれていて、14日・15日の2日間は切り花の販売も予定されている。