アメリカ・ロサンゼルスを中心に拡大している移民政策に反発する抗議デモをめぐり、複数のNPO団体は取材中の記者20人以上が負傷、もしくは取材活動を妨害されたと発表しました。
国際的なジャーナリスト団体、CPJ=「ジャーナリスト保護委員会」は9日、今月6日から続いているロサンゼルスでの抗議デモを取材中の記者に対し、警察当局からの攻撃が4日間で20件以上あったと発表しました。
中には、警察が使用したゴム弾がイギリス出身のカメラマンの足を直撃し、男性は緊急手術を受けたということです。また、オーストラリアのテレビ局の生放送中にゴム弾がリポーターの足を直撃したケースもあったということです。
CPJをはじめ、複数のメディア団体は9日、ノーム国土安全保障長官に宛てた連名の書面で、報道陣への武力行使を控えるよう申し入れています。