宮崎県新富町や綾町の特産「生ライチ」の初競りが10日朝、宮崎市中央卸売市場で行われました。
今が旬の「生ライチ」は新富町と綾町、宮崎市の17戸の農家で生産されています。
10日は約144キロの生ライチが競りにかけられ、最高値は去年と同じ9玉入り500グラム3万円となりました。
JAみやざきによりますと、ことしは去年よりもばらつきなく実がなり、生育状況は良好だということです。
(ライチ研究会 森哲也会長)
「暑い時期もあり、なかなか栽培としては管理しづらい気候でしたが、南の植物でありますので、気候が意外と(生ライチと)合ってきたのかなと感じています」
国内で流通するライチのうち国産のものはわずか2パーセントで、ほとんどが海外から輸入された冷凍ライチです。
国産の生ライチは、ライチ本来のおいしさを味わうことができます。
(江川琴実記者)
「こちらが国産の生ライチです。いただきます。う〜んおいしいです。とてもみずみずしくて、口の中に甘い香りが広がります」
生ライチは県内だけでなく全国に出荷され、早いところでは今週中には店頭に並ぶということです。