秋田県が700万円を追加で負担する方針を示している少年野球の世界大会について、1200万円としている協賛金の目標額が、過去の大会の30倍に設定されていることが分かりました。

大仙市では7月30日から、10カ国以上から約220人が集まる「世界少年野球大会」を開催します。

開催費用の総額は8100万円で、主催者である世界少年野球推進財団と秋田県、大仙市の負担金を差し引いた1200万円を協賛金の目標額として、企業などに支援を求めています。

事務局のある大仙市の大会推進室によりますと、市は総額をコロナ禍前の大会の予算規模を参考にしたとしていますが、2019年の福島大会の協賛金は約40万円で、秋田大会はその30倍に上ることが分かりました。

現在、約15社から500万円ほどが集まっていて、6月中旬までに全額集めることを目標としていますが、大仙市の担当者は「見通しが甘いと言われても仕方がない。目標額に届かなかった場合は、県や財団と協議し負担割合などを検討していく」としています。

なお、県は1000万円、大仙市は2400万円を負担する方針です。

秋田テレビ
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