今年4月に現職を破り、初めての当選を果たした登米市の熊谷市長が、争点の1つとなった複合施設整備の白紙撤回に向け、関連予算の削除を盛り込んだ補正予算案を議会に提出しました。
登米市の熊谷市長は6月9日に開会した市議会で、市役所本庁舎の機能も備えた複合施設を新たに整備する予算、約7億6500万円の削除を盛り込んだ補正予算案を提出しました。
複合施設は今年4月に行われた市長選の争点の1つで、白紙撤回を掲げた熊谷市長が現職を退けていました。一方、同時に行われた市議会議員選挙では、計画に賛同する多くの議員が再選を果たしています。
登米市 熊谷康信市長
「議会の方でどのような判断をされるか正直分かりませんが、しっかりと説明を尽くしてまいりたいと考えております」
熊谷市長は複合施設の代替案として、比較的新しい中田庁舎や南方庁舎など4つの庁舎に本庁舎の機能を分散させることを検討しています。