19歳が圧巻のデビューを飾りました。巨人との3連戦に臨んだ楽天イーグルスは6月7日のカード2戦目で宮城県東松島市出身の高卒2年目、大内誠弥投手がプロ初登板、堂々とした好投を見せました。

6月6日のカード初戦は巨人の終身名誉監督、長嶋茂雄さんが亡くなってから初めて東京ドームでの開催となり、試合前には黙とうが捧げられました。

両チーム無得点で迎えた6回、試合の均衡を破ったのは楽天の「背番号3」浅村でした。自身44日ぶりの一発!ソロホームランで楽天が先制に成功します。

さらに8回、1アウト3塁のチャンスで再び浅村!貴重な追加点をもたらすタイムリーツーベース。東京ドームで「背番号3」が躍動します。

投げては移籍1年目のハワードが交流戦初登板。切れ味鋭い変化球で巨人打線を翻ろうし、3塁を踏ませない圧巻のピッチングを見せ、カード初戦を制します。

S.ハワード投手
「応援ありがとうございましたと、次も頑張ります」

そして、7日の2戦目は東松島市出身の2年目、19歳の大内がプロ初登板・初先発しました。今シーズンはこれまでファームで7試合に登板。防御率1点台と安定した投球を披露し、渡辺直人2軍監督も大きな期待を寄せていました。

渡辺直人 2軍監督
「成長の度合いがすごくて、どこまで大きくなるのかすごく楽しみ。ファームでやってきたことを出してくれればそれで十分」

大内は「緊張で頭がボーっとした」という初回、ピンチを迎えますが、変化球でうまくかわし無失点で切り抜けます。

以降はリズムをつかんだ大内。191センチの長身からストレート、変化球をゾーンに投げ込み、初登板とは思えない堂々のピッチング。チームとしては敗れたものの上々のデビューを飾りました。

仙台放送
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