大分県大分市の入札をめぐり、前議員が逮捕された大分市議会の定例会が9日開会し、議長と市長が改めて謝罪しました。
◆大分市議会 田島寛信議長
「市民の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを本市議会を代表しまして深くお詫びを申し上げます」
異例の議長の謝罪で開会した9日の大分市議会。
当時、大分市議会議員だった山本卓矢容疑者は、市が行った入札をめぐり逮捕・送検され、その後、5月30日付で議員を辞職しました。
この事件では議員と市が以前から癒着してきた可能性も指摘されています。
こうした中、山本容疑者が辞職後、初めてとなる市議会の第2回定例会が9日から始まり、足立市長も事件について謝罪しました。
◆足立信也大分市長
「公平性を求められる入札及び契約業務に関して、市民の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことに対しまして、まずは深くお詫び申し上げます」
その上で足立市長は「現時点では捜査が行われているため捜査機関に全面的に協力し、今後しかるべき時期に内部調査を行う」と述べました。
定例会の会期は6月23日までの予定です。