石破首相は9日、2040年の名目GDP(国内総生産)1000兆円、平均所得5割以上上昇を、参院選の自民党の公約に掲げるよう党幹部に指示した。
石破首相は国会内で、森山幹事長、小野寺政調会長、木原選対委員長、松山参院幹事長と、参院選の政権公約を巡り協議した。
その後、首相官邸で記者団の取材に応じた石破首相は、今春の労使交渉で賃上げが「33年ぶりの高水準となった昨年を上回る水準になっている」と述べた。
その上で、2024年に約600兆円だった名目GDPについて「2040年名目GDP1000兆円の経済を目指す」こと、平均所得について「現在から5割以上上昇させること」を、「参院選における一番目の公約に掲げることを党幹部に指示した」と明かした。