富山市議会の改選後、初めてとなる定例会が開会しました。
9日開会した富山市議会の6月定例会で、藤井市長は、市内に住む小学6年生に、1万円分のICカード乗車券を配布する費用などを盛り込んだ34億2900万円あまりの補正予算案を提出しました。
会期は今月30日までで、地震からの復旧・復興策や、赤字が続く富山地方鉄道の運営などについて議論される見通しです。
4月の市議選を経て、最大会派の富山市議会自民党が15人、第二会派の自民党が5人、1人会派はこれまでで最多の9つとなりました。
第二会派、自民党の柞山会長は9日、時期は未定としながら、最大会派との合流に意欲を示しました。
*自由民主党 柞山数男会長
「過去は選挙のことなど色々あって分かれた原因もある。時間とともになくなったと思うので合流することが自然体だと思っている」
一方、最大会派、富山市議会自民党の横野会長は、「第二会派との合流は当面ない」と否定しつつ、議案によっては1人会派も含め、様々な会派との合意形成を図りたいと述べました。
*富山市議会自由民主党 横野昭会長
「一人会派が多くいるので、それぞれの委員会で発言されると思う。なるべく議長を中心におさめていくように最大会派として協力していかなくてはいけない」