55年ぶりに万博の舞台に臨みます。大阪・関西万博で気仙沼市の「浪板虎舞(なみいたとらまい)」が披露されることになり、6月9日、メンバーなどが宮城県庁を訪問しました。
県庁で披露された勇壮な虎の舞い!気仙沼市の伝統芸能「浪板虎舞」です。9日は保存会の8人が県庁を訪れ、大阪・関西万博への出演に向けて意気込みを述べました。
浪板虎舞保存会 小松信幸会長
「気仙沼だけでなく、宮城の代表として素晴らしい演舞を披露したい」
「浪板虎舞」は気仙沼市浪板地区で約300年前から続く海上の安全と大漁などを祈願する伝統芸能で、宮城県の無形民俗文化財にも指定されています。
55年前、1970年の大阪万博でも舞を披露していて、その際、先導役を務めた小野寺優一さんは今回、指導者として万博に帯同します。東日本大震災の支援への感謝も込めて臨みたいと話します。
浪板虎舞保存会顧問 小野寺優一さん(80)
「勇ましい虎で恩返しをする。そしてみんなを元気づける。俺たちも元気だからという思いを宮城県代表として言ってきたい」
「浪板虎舞」は大阪・関西万博の「東北絆まつり」で6月14日と15日に披露されます。