梅雨入りラッシュとなっている日本列島ですが、九州では冠水被害も起きています。
九州南部で線状降水帯が発生する恐れもあるようです。
線状降水帯発生の恐れがある九州南部。
梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では9日朝から大気の状態が非常に不安定になっていました。
今夜にかけて奄美地方を除く鹿児島県では大雨による災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
指宿市では降り始めからの降水量が291mmを記録。
土砂災害警戒情報が発表されました。
気象台は、崖や川の近くに住んでいる人は早めの避難を心がけるよう呼びかけています。
辺りがかすんでしまうほどの雨。
冠水した道路は、車が通るたびに波打っていました。
住宅街のそばを流れる小川は氾濫し、水は近くの家の床下すぐまで迫っていました。
一部の地域では、ひざ下まで冠水。
道路には流れてきた段ボールが漂っていました。
前線が停滞し、鹿児島県では10日夕方にかけて大雨が続く見通し。
土砂災害や浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
そんな中、気象庁は9日、中国、近畿、東海地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
それぞれ平年より3日遅い梅雨入りです。
関東甲信でも、10日にも梅雨入りが発表される可能性があります。
例年なら各地の梅雨明けは7月中旬ごろで、いよいよ本格的な雨のシーズンが始まります。