佐賀市で児童福祉施設の職員が保護者に切りつけられ死亡した事件を受け、国は保護者への適切な対応を全国に通知しました。
佐賀市の児童福祉施設では5月、一時保護されていた娘に会いに来たとみられる母親に女性職員が包丁で切りつけられ死亡しました。
これを受け、こども家庭庁は6日付で、子どもと引き離された親は不安や混乱があり「細心の配慮が必要」として、保護者への適切な対応について改めて全国に通知しました。
通知では、一時保護施設を知らせたものの、強引な引き取りなどの恐れがある場合は、施設を変更した上で居場所を知らせないことも検討すべきとしたほか、必要に応じて警察に対応を依頼するよう求めました。
また、親子が面会する際は児童相談所の職員が同席することなども求めました。