ニワトリの一種の「シャモ」を盗み、飼い主の男性にけがをさせた罪などに問われている男の初公判が9日、開かれ、男は起訴内容を否認しました。

強盗傷人などの罪に問われているのは福岡県鞍手町の無職、来原満一被告(34)です。

起訴状などによりますと来原被告は去年7月、鞍手町の77歳の男性が管理するシャモ1羽と木箱を盗み、男性から逃走を阻止されたところ、車を急発進させてけがをさせたなどとされています。

福岡地裁で9日に開かれた初公判で来原被告は「私は2万円を払ったので盗んでいません。また、故意に車でひくようなことはやっていません」と起訴内容を否認しました。

弁護側も「2人の間に売買の約束があり、男性の了承のもとシャモを受け取った」と無罪を主張しました。

これに対し検察側は冒頭陳述で「事件の1週間前、被告は男性にシャモを飼いたいと伝えたが、購入の約束はしていない」と指摘しました。

テレビ西日本
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