磐田市に住む70歳の女性が、総務省の職員や警察官を騙った電話によって2900万円をだまし取られていたことが分かりました。
被害に遭ったのは磐田市に住む、無職で70歳の女性です。
磐田警察署によりますと、4月上旬、総務省や警察官、検察官を装った電話があり「あなたの携帯電話から大量の迷惑メールが送られている」「あなた名義で契約され、あなた名義の口座に特殊詐欺の被害金が入金されている」「事件の関係で口座のお金を調べる必要がある」などと伝えられました。
女性は電話で指定された口座に、インターネットバンキングや静岡県西部の金融機関のATMを利用して、5月下旬までに12回にわたり合わせて2900万円を振り込んだということです。
また磐田署によりますと、女性は、6月8日になって磐田市の公式LINEアカウントから特殊詐欺に注意を呼びかける内容のLINEが届いたため、警察に相談して事件が発覚しました。
磐田警察署は「警察官や検察官が捜査のために現金の振り込みを要求することはありません」と注意を呼び掛けています。