日本美術院が主催する日本画の展覧会「春の院展」が、安来市の足立美術館で7日から始まりました。
「春の院展」は、日本美術院が1945年から開いている日本画の展覧会です。
出品の基準でキャンバスの大きさが50号に統一されていて、今期は全国11カ所を巡回します。
7日からは安来市の足立美術館で始まり、出品作品345点のうち、140点が展示されています。
春季展賞を受賞したのは、柏谷明美さんの作品「冬の花火」。
花火の様に儚い人の一生を、冬の水辺の風景で表現。作者の死生観をテーマにした作品です。
春の足立美術館賞を受賞したのは、守みどりさんの作品「つのかくし」です。
このほか会場には、現代日本画を代表する作家、同人の作品も展示されており、訪れた人たちは、日本画で使われる岩絵の具の独特の色合いを楽しみながら、作品を鑑賞していました。
足立美術館・織奥かおり学芸課長:
「現代の日本画は、毎年新しい表現とか斬新な作品が増えてきているので、そういった今の日本画の面白さ、魅力を楽しんでもらえればと思います」
春の院展は安来市の足立美術館で、今月22日まで開かれています。