出水期に備え、ポンプ車を使って佐賀城のお堀の水位を下げる実証試験が行われました。

【岩部記者】
「水を溜める調整池として活用されている佐賀城のお濠です。ポンプ車を使って強制的に排水することで水位を低下させる試験が行われています」

この実証試験は、雨が降る前にお堀の水位を下げることで、より多くの雨水を溜められるようにし、出水期の浸水被害を軽減しようと市と県が連携して行っています。
おととしから多布施川に自然排水をして、約5万8千トンの容量を確保していますが、今回は初めてポンプ車を使用し、さらに9千トンの強制排水を目指します。
6日は、市や県、建設業の関係者など約30人が集まり、1時間おきに水位の低下を見たほか、護岸や多布施川下流への影響がないかを確認しました。

【佐賀市 坂井英隆市長】
「溜める対策を強化していく。この一環として、お濠の事前排水そこを貯留施設として活用していくということもやっていきたい。課題も検証していきたいと思っている」

市によりますと6日は、約5時間にわたって強制排水が行われ、水位が6センチ低下したということです。

サガテレビ
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