北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが亡くなってから5日で5年がたち、妻の早紀江さんが「大きな寂しさがある」と現在の心境を明かしました。
横田早紀江さん(89):
「いつまでたってもだめなんだよね、お父さん」と(遺影に)言って。これだけ頑張っても、頑張っていただいても本当に動かない。主人がいなくなったということはものすごい大きな寂しさはあります。
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(失踪当時13歳)の父親・滋さん(享年87歳)は40年以上にわたり、めぐみさんを救出するため活動していましたが、再会が実現しないまま、5年前に亡くなりました。
滋さんの無念について問われた妻の早紀江さんは、現在の心境を明かしました。
横田早紀江さん(89):
(滋さんは心の中で)覚悟をしていたと思います。私も会えるかどうかわからないなって思ってますからね。今、会いたいけど。
拉致被害者家族の親世代で存命なのは早紀江さんだけとなり、拉致問題の解決が急がれます。