立憲民主党の小沢一郎衆院議員は3日、内閣不信任案の提出について、「ぜひ出すべきだ。野党第一党として終盤国会のケジメだ」とした上で、「通る（可決する）かもしれない時にやらないなんて、バカじゃないかという話になる」と述べた。
小沢氏は国会内で行われた自身のグループの会合後、記者団の取材に答えた。
衆院で与党が過半数割れしているため、内閣不信任案が提出されれば、可決される可能性がある。もし可決されれば、石破首相は、内閣総辞職か、衆院の解散総選挙を選択することになる。
小沢氏は、「解散総選挙は望むところだ。1回でケリがついていい。そのぐらいの腹で政権を目指さなければならない」と強気の姿勢を見せた。
さらに夏の参院選と同じ日に衆院選の投開票が行われる衆参同日選について、「大いに結構。投票率が上がるから、ダブルはいい」と述べた。
また、年金制度改革法案をめぐる立憲民主党と自民・公明両党の修正合意について小沢氏は、立憲の野田佳彦代表が当初の政府案を「あんこが入ってないあんパン」としていたことを受け、「どこを探しても、あの合意には、あんこは入っていない。何の年金制度の改革にもなっていない」と指摘した。
そして、「ああいう意味不明の合意を理由に不信任案を出さないとしたら、一般国民から、何してるんだとなる」と述べた。
