随意契約により放出された備蓄米の店頭での販売が始まりました。

 北海道内では早ければ6月9日にも、店頭での販売が始まる見込みです。

 「前日の夜8時から並んだ。一番乗りができたのでうれしい」(備蓄米を購入する行列に並んだ人)

 5月31日から始まった、随意契約の備蓄米の店頭での販売。

 購入できた人は。

 「抱きしめてもいい。枕にしてもいい。かわいいです」(備蓄米を購入した人)

 一方で。

 「やっぱり、なかった。残念です」(備蓄米を購入できなかった人)

 まるで、争奪戦の様相も。

 備蓄米を販売したディスカウントストアの「ドン・キホーテ」。

 東京都大田区の店舗には、小泉進次郎農水相が視察に訪れました。

 「5月31日に国民に備蓄米を届けられたことに感謝します」(小泉進次郎農水相)

 購入した人は。

 「5kgだからずっしり重い。税込み2160円は安い。久しぶりでうれしい」(備蓄米を購入した人)

 この備蓄米、北海道内では一体いつから店頭での販売が始まるのでしょうか?

 「連絡で聞いているのは6月9日以降」(松原米穀の松原昌子専務)

 備蓄米100トンの売り渡しを受けた、札幌市東区の「松原米穀」です。

 備蓄米が届いたら、すみやかに販売できる準備を進めています。


 「工場で安全チェックをして、OKが出たらその日に精米。午前早くに入荷した場合は、午後から販売できる」(松原専務)

 早ければ6月9日にも入荷し、その日から店頭や宅配で販売する予定です。


 入荷するのは2022年産のコメ。

 日ごろから、販売している商品を毎朝社員が試食するなどして厳密な品質管理をしています。

 備蓄米も入念なチェックを行うといいます。

 価格はどの程度になるのでしょうか。

 「税込み2160円から大きくずれることなく、企業努力で少しでも安くできるよう社内で検討している」(松原専務)

 2160円よりも安く販売する可能性もあるといいます。

北海道文化放送
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