アメリカのトランプ政権の関税措置を巡り、アメリカで4回目の交渉を終えて帰国した赤沢経済再生相は6日1日に首相公邸で石破首相と会談し、交渉の状況について報告した。
会談には、林官房長官も同席した。
会談後、赤沢氏は記者団に対し「石破首相に日米双方の立場について認識が深まったこと、合意に向けて議論が進展をしたことを報告した」と述べた。
これに対し石破首相は、5月29日に自身がトランプ大統領と電話首脳会談を行ったことから、「電話会談、今回の協議を踏まえ、合意に向けて最優先かつ全力で協議を進めてほしい」と述べたという。
また赤沢氏は、「特に自動車産業を中心に我が国の経済に大きな損失が生じている」と指摘した上で「遺憾であると先方に伝えてある。一連の米国の追加の関税措置を見直してほしいと強く申し入れを続けている」と強調した。