普段なかなか見ることのできない港での仕事を実際に体験できるイベントが、この週末、東京都内で開催されました。
約80年前の1941年5月20日に開港した東京港。
それを記念して、毎年この時期に開催しているのが「東京みなと祭」です。
こちらの長蛇の列のお目当ては、海上自衛隊の護衛艦「あがの」と、海底にたまった土を処理するしゅんせつ船「海竜」の一般公開です。
「あがの」の公開は、東京港では初めて。
普段入ることのできない船から見る景色や船内の様子に、子どもたちが目を輝かせていました。
また、海のゴミを回収する清掃船のデモンストレーションや、東京港を周遊する水上バスなどの乗船体験も行われました。
一方、普段、食品用として使われている冷凍コンテナに入ることのできるコーナーでは、マイナス20℃の世界が体験できました。
このイベントは、港の仕事を知り、興味をもらってほしいとの思いが込められています。
東京都港湾局・黒梅翔伍さん:
東京港、港の仕事っていうのが普段生活している中で見えないというのがある。お子さまたちに港の仕事に興味を持ってもらえたら。
2日間で約3万人が訪れたこのイベント。
普段ふれる機会の少ない仕事を身近に感じるきっかけにもなったようです。