トランプ関税を巡る4回目の日米交渉に臨むため、アメリカ・ワシントンを訪問していた赤沢経済再生相が帰国しました。
赤沢経済再生相は「日米がこれまで以上に互いの立場を十分に認識するとともに、合意に向けた議論が進展をしていることを確認できました」と述べた上で、カナダで6月中旬に開かれるG7サミット(主要7カ国首脳会議)を前に再び協議を行うことで一致したと説明しました。
また、トランプ大統領が輸入される鉄鋼にかかる関税を現在の25%から50%に引き上げるとしたことについては、今回の交渉では議論していないとし、措置の具体的な内容を注視する考えを示しました。
また、赤沢経済再生相は1日午後、首相公邸に入り、石破首相に対し今回の関税交渉について報告しています。
石破首相は6月中のトランプ大統領との首脳会談を視野に、さらに閣僚級の交渉を続ける方針です。