山林火災で被災した岩手県大船渡市の綾里地区の小学校で、5月30日、消火器の操作などを体験する特別授業が行われました。
大船渡市の建設会社「菊池組」では建設業への理解を深めてもらおうと、毎年、市内の小学校で特別授業を行っています。
30日は綾里小学校の全校児童が参加し、重機の操縦をしたり高所作業車に乗ったりと建設現場で活躍する車両に触れながら普段できない体験を楽しんでいました。
また2025年度は2月に発生した大規模な山林火災を受けて消火器の操作を体験するコーナーも設けられました。
綾里地区では今回の山林火災で68棟の住宅に被害が出ていて、児童たちは今後の火災に備えようと的に向けて水を放っていました。
参加した児童は「自分が消防士になった気分になった」「火事や色々なことが起きても、すぐに逃げたりできるように頑張りたい」と話していました。
菊池組では2026年度以降もこの体験授業を開催していきたいとしています。