立山黒部アルペンルートの去年の入り込み客数は82万人余りとなり、4年連続で増加しました。
今年も去年を上回るペースで伸びています。
運行する立山黒部貫光は、30日、昨年度の決算を発表しました。
それによりますと、去年の入り込み客数は82万4000人で、一昨年に比べ16%増加。
特にアジアなど海外からの観光客が25%伸びたことから、4年連続の増加となり、2期連続の増収増益となりました。
今年も国内の団体ツアー客が大幅に増えていて、去年を上回るペースで推移しているということです。
ただ、入り込み客数100万人の大台復活について見角要社長は「利用客に待ち時間のないゆとりの持てるツアーを提供できることが大切だ」として、現時点では難しいとの見方を示しました。
また、アルペンルートの世界ブランド化を掲げて8年前から検討していた立山駅と美女平駅を結ぶロープウェー構想の事業化は、建設費が倍増し困難だとして、検討を終了したことを明らかにしました。