高校生の熱い戦い、熊本県高校総体の総合開会式が、30日開かれました。
TKUでは選手宣誓に注目して取材。
大役を果たしたのはウエイトリフティングで日本一に輝いた選手です。
30日午前、熊本市のパークドーム熊本で開かれた熊本県高校総体の総合開会式。
今年は76校の代表者約1300人が参加し、高校ごとに元気に行進しました。
そして、選手宣誓は上天草高校3年の川瀬かつら選手が行いました。
川瀬選手は、県内では数少ないウエイトリフティング部に所属しています。
小学6年生で競技を始めると、中学時代には日本一を経験。
また、進学した上天草高校でも練習に励み、今年3月の選抜大会で目標としていた全国大会優勝を果たしました。
(女子59キロ級 トータル165キロ)
「<よっしゃ>という感じだった。(競技の魅力は?)
「(重量を)上げていくうちに記録が伸びて自分の成長が分かるところ」
圧倒的な集中力と地道な努力で日々自分と向き合いながら競技に取り組んできた川瀬選手。
高校最後の総体で大役に選ばれたことについては…。
「人前に立ったことがあまりなかったので、本当に私で大丈夫なのかなと思った。ここまでやってこられたのはたくさんの人々のお陰だと思う。(当日は)はっきりとみんなに伝わるように選手宣誓をしたい」
そして、きょう…
「たくさんの方々への感謝の気持ちを忘れず応援してくださるすべてのみなさまへ勇気や感動を届けられるよう正々堂々 競技することをここに誓います」
緊張しながらも堂々と務めた川瀬選手、閉会後ようやく笑顔になりました。
【上天草高校 川瀬かつら選手】
「感謝の気持ちを伝えられてよかったと思う。(県総体では)優勝して、インターハイへの切符を取ろうと思う」
大会は一部競技を除き、6月4日までで、74校から約1万3500人が出場します。
【応援団】
「せーのっ!西高ファイトー!」
山鹿市では、柔道女子の団体戦が行われました。
トーナメントを勝ち進んだ上位4校による決勝リーグは、去年のインターハイ、女子個人70キロ級で3位に輝いた佐藤 美侑擁する熊本西が圧倒的な強さを見せ、7大会連続19回目の優勝を飾りました。
【熊本西 佐藤 美侑 主将】
「皆で優勝できて嬉しかった」
「ひとりひとりの課題があるので、それを練習で改善して、九州大会でもインターハイでも自分の納得ができる試合がしたい」
柔道は31日、男子の団体戦と女子の個人戦が行われます。
そして、TKUではウエイトリフティングやバレーボールなど5競技をインターネットでライブ配信予定です。
【1剣道男子団体2ウエイトリフティング3ハンドボール男女決勝4バレーボール男女決勝5水球】
配信日程など詳しくはTKUのホームページをご覧ください。