5月30日未明、鹿児島県西之表市で、パトカーに追跡されていた普通乗用車がガードレールに衝突して停車していたところ、パトカーがぶつかる事故がありました。
普通乗用車の運転手から酒のにおいがしたことから、警察は酒気帯び運転の疑いも視野に捜査をしています。
警察によりますと、30日午前0時半ごろ、西之表市の県道でパトカーに追跡されていた普通乗用車がT字路を曲がりきれず、ガードレールに衝突して停止しました。
その後、追跡していたパトカーが普通乗用車をよけきれず衝突しました。
この事故で普通乗用車を運転していた無職の56歳の男性が、胸の痛みを訴えて病院に運ばれました。
パトカーを運転していた29歳の男性巡査長と、同乗していた31歳の男性巡査部長にけがはありませんでした。
パトカーは蛇行運転をする普通乗用車を発見して停止を求めましたが、逃走したため追跡していました。
普通乗用車の男性から酒のにおいがしたことから、警察は酒気帯び運転の疑いも視野に捜査しています。
種子島警察署 松野下資之次長は、「現時点で追尾は適正な職務執行と考えている。今後、公用車の交通事故がないよう再発防止に努める」とコメントしています。