ゴミを減らすためにはきちんと分別して捨てることも大切だ。例えば…「可燃ゴミ」の日。しかし、捨てられたゴミをみてみると、ダンボールに弁当ゴミ、ペットボトルと全く分別されておらず収集されなかった。こうした特に悪質なゴミに対して、福島市は、2025年3月から「開封調査」を予告し実施できるようになった。開始から約3ヵ月違反ゴミへの効果は…？
福島市内の大部分で「可燃ゴミの日」だった5月30日。
収集の現場では、やはりゴミ出しのルールを守らないいわゆる「違反ゴミ」が。
多くは正しく分別されていなかったり、収集日が違っているというもので、30日は1時間の間に5件確認された。
福島市・木幡浩市長：「ごみの適正排出を市民の責務として明確にするとともに、悪質な違反ごみの『開封調査』を導入して、排出者に注意指導し是正を働きかけます」
2025年3月に施行された福島市の改正条例。分別されていない家庭ゴミや事業系の不法投棄を対象に「開封調査」を行い、改善勧告に従わない場合は、氏名や事業者名を公表することも定めている。
施行から約3ヵ月。福島市によると、実際に開封調査まで至った事例はなく、違反ゴミの件数は3月の4655件に対し、4月は1606件と大きく減少した。
回収担当者は「（条例施行から）ごみ自体は減ったと思いますけど、出し方が極端だと思います。ちゃんとしてる人としてない人との差が」と話す。
福島市は、今後も市民にゴミ出しのルールの周知と徹底を呼びかけることにしている。
