大阪・関西万博のアンゴラパビリオンで、工事費用の未払いが起きていることを受け、下請けの業者が「被害者の会」を設立しました。
【5次下請けの男性】「万博開催のために一生懸命尽力してくれた人たちに対しては、救済してほしい。救済されないと、なんのために頑張ってやってきたんだって」
悲痛な思いを訴えたのは、アンゴラパビリオンで5次下請けとして工事を担った男性です。
アンゴラパビリオンは、開幕翌日から休館が続いていて、男性によると、4次下請けの業者から工事費およそ4300万円が支払われていないことなどが理由だということです。
男性は、未払いによりさらに下請けの業者への支払いも滞っているとして、30日下請け業者らによる「万博工事代金未払い問題被害者の会」を設立したと発表しました。
被害者の会は今後、建設費未払いで困窮する下請け業者らの救済措置を考えていきたいとしています。