大阪・関西万博で開幕の翌日から休館が続くアンゴラ・パビリオンの工事費未払い問題を巡り5次より下の工事業者が未払い代金の支払いを求め被害者の会を結成しました。
アフリカ南西部にある国、「アンゴラ」のパビリオンを巡っては開幕当日だけオープンしましたがその翌日から休館が続いています。
■4次下請け業者からの支払いがストップ
パビリオンの建設は外資系の会社がアンゴラ政府と元請け契約を結びその下に2次、3次と様々な業者が工事を請け負う形になっていますが、工事業者によると4次下請けの業者から5次下請け業者への支払いが止まっているということです。
5次下請けから下の業者への支払いも連鎖的に滞っており、きょう、5次下請け以下の業者が工事代金の支払いを求め「被害者の会」を結成しました。
■「このままでは開幕に間に合わないということで急きょ応援依頼を受けほぼ連日、夜勤も含め働いてきた」
被害者の会の代表は「このままでは開幕に間に合わないということで2月に急きょ応援依頼を受けほぼ連日、夜勤も含め働いてきました。しかし本日に至るも、5次下請け以下の私たちに支払われた賃金はゼロのままです。このままでは万博倒産しかねない事態」になったと訴えています。
「被害者の会」は今後、4次下請け業者に代金の支払いを求め訴えを起こすことを検討しています。