有害性が指摘される有機フッ素化合物=PFASを含む水が、東京のアメリカ軍横田基地から漏れ出した可能性がある問題で、浄化後の水のサンプルを採取し分析した結果、防衛省は処理後の水は問題ないことを明らかにした。
アメリカ軍横田基地では、去年8月の大雨で、貯水池などからPFASを含む泡消火剤などの汚染水が、基地の外に流れ出た可能性が高く、防衛省・外務省・環境省・東京都などの職員が14日に立ち入り、貯水池から最新のサンプルを採取していた。
防衛省は30日、浄化後の水に含まれるPFOSとPFOAの濃度が1リットルあたり6ngで、日本の暫定目標値50ngを大幅に下回ることが確認されたと発表した。
今後、アメリカ側の準備が整い次第、浄化後の水は、雨水排水路に放流される予定だ。