秋田県内で特殊詐欺の被害が後を絶ちません。秋田市の女性が現金と電子マネー計約756万円を、横手市では男性が現金約340万円をだまし取られました。
秋田市に住む40代の女性は2月、インスタグラムで副業に関する広告を見つけてアクセスしたところLINEに誘導され、知り合った相手から「スクリーンショットを撮影して送信すれば金を振り込む」と言われました。
女性が指示通り送ると報酬が振り込まれたため相手を信じ、その後3月までに個人名義の口座に現金計約385万円を振り込み、だまし取られました。
女性は警察に相談したものの、指示に従えば金が戻ってくるのではないかと思い相手と連絡をとったところ、金の引き落とし費用を要求され、現金約207万円をインターネットで送金しました。
捜査の過程でこの女性は5月、これとは別にLINEを通じた融資の詐欺で現金約20万円、さらに「2億5000万円を受け取れる」などと持ちかけられて電子マネー約144万円をだまし取られていたことが分かり、被害総額は756万円に上っています。
一方、横手市の40代の男性は5月上旬、インターネットで融資先を探していた際に、資金調達会社から「500万円融資できるが、融資額の10%の金が必要」などと言われ、29日までに指定された金融機関の口座に現金約340万円を振り込み、被害に遭いました。