北朝鮮に対する国連制裁の履行状況を監視するMSMT(多国間制裁監視チーム)は29日、初めてとなる報告書を公表しました。
MSMTは、北朝鮮への制裁の履行状況を調べる国連安全保障理事会の専門家パネルに代わり、2024年10月に発足した組織で、日米韓が主導し、イギリス、フランス、ドイツなど合わせて11カ国が参加しています。
発表された初の報告書では、北朝鮮とロシアの軍事協力について焦点を当て、両国が武器供与や兵士の派遣など制裁に違反している事を指摘、各国に監視の強化と関連情報の共有を呼びかけています。