5月16日、東京都内で行われたイベントに参加するために支給された交通費2万円のうち、2200円を公用車の中に放置し、その後、別のイベントで公用車を使用した際、車内に現金があることを認識しながら放置して紛失させたとして、新潟県柏崎市役所に勤める30代と50代の男性職員が戒告処分を受けました。
戒告処分を受けたのは、柏崎市農林水産課に勤務する30代の主事とスポーツ振興課に勤務する50代の課長代理の男性職員2人です。
柏崎市によりますと、30代の男性職員は5月15日と16日の2日間、東京都内で行われた柏崎市の特産品をPRするイベントに参加するため、交通費として現金2万円が支給されていましたが、公用車のガソリン代と駐車場利用料を支払った後、残った2200円を運転席側のドアポケットに入れ、そのまま放置。
その後、5月18日に50代の男性職員が柏崎市内で行われたイベントに参加するため、この公用車を利用した際、車内に現金があることを認識していたにも関わらず、放置したということです。
5月19日午前8時ごろ、30代の男性職員が現金を回収しに車へ向かったところ、紛失していたことが明らかになりました。柏崎市は警察に遺失物届を提出しましたが、現金はいまだに見つかっていません。
2人の男性職員は「お金の管理に対する甘さがあった。深く反省している」と謝罪の意を示しているといいます。
今回の懲戒処分に対し、柏崎市の櫻井雅浩市長は「本件を厳粛に受け止め、組織全体における公金管理の徹底に取り組んでまいります」とコメントしています。