アメリカ・イリノイ州で24日、住宅街を走るトラックが爆発した。荷台のプロパンガスが漏れたことが原因とみられている。この爆発で大きな破片が飛び散ったが運転手は軽傷だった。また、スイス南部では28日、巨大氷河が崩落。土砂と氷が麓の村を襲い、村の約9割が氷や土砂で埋まるなど、甚大な被害を受け、64歳男性1人が行方不明になった。

住宅街でトラックの荷台が爆発炎上…原因はプロパンガスか

閑静な住宅街を映す1台の監視カメラが、住宅前の道路を数台の車が行き交う様子を映している。

すると次の瞬間、爆発が起きた。

アメリカ・イリノイ州で24日、大きな爆発音とともに、周囲に破片が散乱した。スロー映像で見ると、トラックの荷台部分から大きな炎が上がり爆発したことが見て取れる。

積んでいた荷物や車体の一部が飛び散り、近くにあったごみ箱のふたが開いてしまうほどの爆風だった。

捜査当局によると、トラックの荷台に積んでいたプロパンガスが漏れ出し、爆発したとみられている。

トラックの運転手は奇跡的に軽傷で、数件の住宅が被害を受けたという。

大量の氷河が麓の村を襲う…64歳男性が行方不明に

一方、スイスのカメラが捉えたのは、土煙をあげ大量の氷河が流れ落ちる瞬間だ。

28日、スイス南部で氷河の一部が崩れ落ち、麓の村を襲った。村の約9割が氷や土砂で埋まるなど、甚大な被害を受けた。

この地域では事前に約300人の住民が避難をしていたが、64歳男性が行方不明になっている。

現地の報道によると専門家は、気候変動が崩落の引き金になったと判断するのは難しいと述べており、詳しい原因は分かっていない。
（「イット！」5月29日放送より）