大阪・関西万博や2025年秋からの松江を舞台にしたテレビドラマ放映などを追い風に観光客の誘致を図ろうと、全国の旅行会社を対象にした大規模な商談会が5月28日、松江市で開かれました。

松江市内のホテルで開かれた商談会には、島根県の観光事業者や関係団体など40団体が参加、担当者が出展した旅行会社24社のブースを訪れ観光プランの内容などを説明し、その魅力をPRしました。
商談会で、松江市の担当者は2025年秋から全国放送される小泉八雲と妻・セツにスポットを当てた連続ドラマの舞台になることをアピール。
ドラマにちなんだ特別な観光プランについて説明していました。

クラブツーリズム株式会社・中村朋広取締役副本部長:
島根全体にいろいろな商品開発をしていくことで、国内外のお客様をどんどん獲得できる伸びしろがまだまだあると思います。

この商談会は、島根県内の宿泊施設や観光事業者などでつくる県観光施設協議会が開きました。
今回が5回目で、「松江水燈路」や「松江水郷祭」の有料観覧席をセットにしたツアーなどの旅行商品が、この商談会をきっかけに生まれたということです。

島根県観光施設協議会・門脇栄一会長:
自然と文化、歴史のある街ですので、ホテル、旅館、観光施設すべてが一体となってどこにも真似できないような市にしたいと思います。

島根県商工労働部・石橋睦郎部長:
鳥取、島根を含めて山陰としてのいろいろな魅力もあります。観光施設と一緒になってお客様をおもてなしできる地域になれば一番良い観光の姿だと思います。

主催した団体は、連続ドラマ効果や10月まで開かれる大阪・関西万博を追い風に事業者が連携し、「チームしまね」として多くの観光客を島根県に呼び込みたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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