馬の蹄を守るために欠かせない「蹄鉄」を作って馬に装着する装蹄師たちの技術を競う大会が、5月27日に盛岡競馬場で開かれました。
この大会は若手の装蹄師の技術の向上を目的に毎年開かれていて、2025年は岩手競馬に所属する20代と30代の装蹄師4人が参加しました。
大会は筆記試験のほか制限時間内に2つの蹄鉄を作る実技が行われ、完成した蹄鉄の形や蹄に固定する釘の穴の大きさなどが審査されます。
参加者は何種類もの工具を使い分けながら、赤く熱した鉄の棒を何度も叩いて形を整えていました。
岩手競馬装蹄師会 及川文一会長
「少しずつ上達している。全国に追いつくには、もっと努力をしないと」
審査で上位に入った2人は10月に栃木県で開催される全国大会に出場する予定です。