67歳の男性が都立病院で生まれた際に別の赤ちゃんと取り違えられた問題で、生みの親を探している東京都は、墨田区から200人超の出生届の記録を受け取ったことを明らかにしました。
67年前の赤ちゃん取り違えで、調査が進んでいます。
この問題は、江蔵智さん(67)が1958年に都立墨田産院で生まれた直後、別の赤ちゃんと取り違えられたもので、4月に東京地裁が東京都に対して、生みの親を探す調査を命じる判決を言い渡しました。
生みの親を探す調査を開始した東京都は28日、墨田区から江蔵さんが生まれた日の前後に出されていた200人超の出生届の記録を受け取ったことを発表しました。
記録は「戸籍受付帳」と呼ばれるもので、氏名・本籍地などが記載されていて、東京都は今後、この情報を頼りに対象者を絞り込んでいくとしています。