28日朝、国際クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が酒田港に寄港した。2800人の乗客のうち、外国人60人が庄内を離れて新庄市などを訪れ、最上地域の自然や文化を楽しんだ。

2025年度、過去最多8回の寄港が予定されている国際クルーズ船。
イギリス船籍のダイヤモンド・プリンセスもその一つで、3日前に横浜を経ち、28日朝、酒田港に到着した。

約2800人の乗客のうち、最上地域には外国人60人が観光に訪れた。
新庄まつりの山車(やたい)を展示する新庄ふるさと歴史センターでは、観光協会や市の職員が館内を案内した。

(アメリカの夫婦)
「アメージング! 山車の作り方がすばらしい」
「色や着物も美しい。この文化を共有してくれてうれしい」

(兜の着用体験)
「鉄かぶと(アイアンヘルメット)。オオタニセレブレーション!笑」

ツアー客はサムライの甲冑(かっちゅう)や日本の着物に興味津々で、“新庄流のおもてなし”を楽しんだ。

(ポーランドの観光客)
「とても興味深いし、とても似合っている」

(新庄ふるさと歴史センター・柴崎洋一所長)
「今年は新庄藩開府400年の記念の年なので、これを機会に多くの方に新庄まつり・新庄市を知ってほしいと思っている。まず観て体験して喜んでほしい」

ツアー客はこの後、戸沢村で最上川舟下りも堪能した。

国際クルーズ船の寄港は地域経済への波及効果が大きく、新庄市の関係者は「また来たいと思ってもらえるもてなしを続けていきたい」と話していた。

さくらんぼテレビ
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