宮城県富谷市は誘致する総合病院について、6月5日から公募を開始すると発表しました。
富谷市 若生裕俊市長
「応募に関しては未知数だが、どこか何とか、この富谷に新しく移転していただける医療機関がでることを期待している」
富谷市が発表した募集要項では、開院時の病床数は100床以上で24時間の救急医療体制を整備することや、内科や外科を中心とした複数の診療科を設置することを条件としています。
建設予定地は、市が4病院再編構想のために取得した明石台地区の約6.3ヘクタールで、30年間無償で貸し出すということです。
富谷市 若生裕俊市長
「救急急性期を担う総合病院は、市民、富谷地域の長年の課題なので、何とかこの問題は解決したいという思いで公募に踏み切った」
公募は6月5日から開始し、8月には事業者を選定したいとしています。
動き出した病院再編の延長戦に村井知事は「絵に描いた餅だったと言われないよう、しっかりといろんな病院に情報を提供して、手を挙げてくれる病院を探す努力をしていただきたい」と話しました。
一方、仙台市の郡市長は「まずは制度上、医療提供体制の確保に責任を有する県において、これまでの4病院再編にかかる経過、また地域医療の実情などを踏まえて、検証がなされるべきと考えております」とコメントしています。