機械メーカー「大川原化工機」のえん罪事件をめぐり、社長らが国と都に賠償を求めた裁判で、東京高裁は、一審に続いて国と都に賠償を命じる判決を言い渡しました。
「大川原化工機」の社長ら3人は軍事転用可能な機械を不正に輸出したとして逮捕され、その後、起訴が取り下げられました。
社長らは「捜査は違法だった」として訴えを起こし、東京地裁が去年、捜査の違法性を認め、国と都に合わせて約1億6000万円の賠償を命じました。
これに国と都は控訴し、会社側も「捏造」に関する言及がなかったことなどから控訴していました。
東京高裁は28日の判決で、一審に続いて国と都に賠償を命じる判決を言い渡しました。