国が球磨川の支流・川辺川に建設予定の流水型ダムについて、九州地方整備局は土地収用法に基づく事業認定を国交大臣に申請しました。
国交省・九州地方整備局によりますと、2025年4月までに流水型ダム建設のために必要な用地について、約99パーセントを取得済み。
5月16日付で土地収用法に基づく事業申請を国交大臣へ行い、事業認可されれば、地権者の同意が得られない場合も、熊本県の収用委員会の裁決で用地などの収用が可能となります。
九地整は「認定後も収用手続きは保留し、任意の用地取得に努める」としています。
一方で、流水型ダムの建設に反対する16の市民団体が連名で、申請取り下げを求める抗議文を、5月20日付で国交省などに提出しています。