日本相撲協会は大関・大の里の横綱昇進を正式に決定し、横綱・大の里が誕生しました。大の里は口上で「唯一無二の横綱を目指す」と決意を語りました。
日本相撲協会は28日朝、番付編成会議と臨時の理事会で大関・大の里の横綱昇進を正式に決定し、第75代横綱・大の里が誕生しました。茨城県の二所ノ関部屋で行われた昇進伝達式では新横綱、大の里が、よどみなく堂々と口上を述べました。
伝達式:
「本日の理事会において大関大の里が全会一致で横綱に推挙されましたことをご報告申し上げます。本日は誠におめでとうございます」
大の里:
「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し唯一無二の横綱を目指します。本日はありがとうございました」
その後の会見で大の里は大関昇進の時と同じ「唯一無二」という言葉を選んだ理由について次のように語りました。
大の里:
「やっぱり自分自身考えて本当にこの言葉しかないなと思って唯一無二という言葉を当初は入れない予定で考えてましたけど自分は本当にこの言葉がぴったりだなと思って入れましたね」
初土俵から所要13場所での横綱昇進は横綱の地位が明文化された明治42年以降、最も早い記録となります。また、日本出身の横綱の誕生は師匠でもある元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が平成29年の初場所後に昇進して以来、8年ぶりです。