福井県鯖江市内の自宅に、妻とみられる同居女性が亡くなっている事を知りながら放置したとして、75歳の男が逮捕されました。男は4月に、定期的な訪問介護の来訪を断っていたということで、警察がいきさつを調べています。
死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、鯖江市松成町の無職・齋藤政幸容疑者(75)です。
警察によりますと、齋藤容疑者は2025年4月中旬、同居する妻とみられる60代女性が死亡していることに気付きながら、5月27日まで遺体を放置した疑いが持たれています。
亡くなった女性には定期的に看護師が自宅を訪問していましたが、4月の訪問予定を齋藤容疑者が断っていたということです。27日昼過ぎに、この看護師が自宅を訪れたところ、布団の上で横たわった状態で亡くなっているの発見し、警察に通報しました。
遺体には目立った損傷はなかったということです。
齋藤容疑者は容疑を認めていて「葬儀に金がかかると思った。生活に困っていた」と供述しているということです。
警察は遺体の身元を調べるとともに事件のいきさつや動機を詳しく調べています。