政府が5キロを2000円程度での販売を目指す、備蓄米について、鹿児島県内に店舗を展開するスーパー、タイヨーが随意契約を申し込んだことが分かりました。

早ければ6月中にも販売される見込みです。

農林水産省は、コメの価格高騰を受けて備蓄米を5キロあたり、2000円程度での販売を目指して、随意契約で放出する方針ですが、業者からの申し込みが相次いだことを受け、27日、受け付けを一時、休止しています。

鹿児島県内では、鹿児島市に本社があるスーパー、「タイヨー」が2022年度産の備蓄米、1500トンを申し込んだことが分かりました。

KTSの取材に対してタイヨー本部は、契約が成立すれば6月中にもタイヨー、サンキューなどの県内76店舗と、宮崎県内の17店舗で販売する見通しとしています。

このほか、流通大手のイオンは、6月初旬に全国のイオン各店舗で販売すると発表しています。

また、全国展開するグループなどで、県内に店舗がある、ファミリーマート、シジシージャパンに加盟する山形屋ストア、ドン・キホーテ、サンドラッグなどで販売される可能性があります。

小泉農林水産大臣は、大手小売店からの供給に一定のめどがついたとして、小規模スーパーなどへの直接販売も検討し、30日から要件を変えた新たな随意契約で申し込みを再開する方針を示しています。

鹿児島テレビ
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